新宿は、歩幅が勝つ街だ。
床の光は硬く、エレベーターの音はまっすぐで、目線は次の予定へ吸い込まれていく。
その流れの途中で、ふいに立ち止まる理由がある。
紙とフィルムに包まれた白い袋、丸いロゴ、そして、「Coffee is morning」の一言。
朝のためのコーヒーは、急ぐ人の呼吸を一度、ほどく。
再訪とは、味の確認ではなく、心の置き場所を思い出しに行く行為かもしれない。
第一章|JUNCTIONという言葉を、そのまま店にする
JUNCTION Coffee Roasterは、名前からして思想が先に立つ。
交差・合流・結合——人と人が交わる場所に、新しい文化や発見が生まれる。
コーヒーを手に、様々な想いが交差する。味だけではなく、安らぎも届ける。
そして今日も、出発する。
この店が見せたいのは、焙煎の技術だけではない。生産者の想いと、
飲み手の時間が同じ線上に乗る瞬間だ。
2017年、シドニーのローカルカフェで飲んだ一杯が人生を変えた。
衝撃からスペシャルティへ惹かれ、現地のショップで働きながら焙煎を学ぶ。
見習いから始め、約3年。
バリスタとして、焙煎士として、経験を積む。
その積み重ねが、いまのJUNCTIONの背骨になっている。
さらに、現地へ行く。代表自ら、毎年コロンビアをはじめとする生産地を訪ね、
努力や情熱を受け取り、それを一杯のコーヒーとして届ける。
「現地の声を知る者こそ、コーヒーの真髄を届けられる」
——その姿勢が、店の静かな誇りになっている。

第二章|再訪の風景:白い袋が語る“朝”
会場のテーブルに並ぶのは、袋の白さと、情報の密度だ。
産地や生産者の写真、説明カード、テイスティングの小さな器。
ひとつひとつが、ストーリーの断片で、手渡しの翻訳になっている。
黒い箱も、白い箱も、同じロゴを抱えている。
「朝」を持ち帰るための箱。
コーヒーが生活へ入る瞬間は、だいたい、こういう“持ち帰りの形”から始まる。

第三章|今回の一枚:DRIP BAG(COLONBIA SEASONAL / Fabian Rodriguez / Pink Bourbon)
今回、手元に残ったのはドリップバッグ。
ラベルには、はっきりと書かれている。
・JUNCTION Coffee Roaster
・COLOMBIA SEASONAL
・Fabian Rodriguez
・Pink Bourbon
・内容量 12g

ドリップバッグは、どうしても“簡易”だと思われがちだ。
けれど、12gという分量は、朝の一杯にちゃんと腰を据えさせる。
湯を注ぐ回数、蒸らしの長さ、注ぎ切る速度——そこで香りは変わる。
このバッグは、雑に扱うと平面になり、丁寧に扱うと立体になるタイプ。
「一杯には、生産者の想いを届ける力がある」
その言葉を、道具の小ささで薄めない。むしろ、短い手順に凝縮してくる。

第四章|所作メモ:ドリップバッグは“急がない”ほど朝になる
袋の図解が教えてくれるのは、結局これだ。
一気に注がず、数回に分けて、落ち着かせる。
・開封してセット
・少量の湯で湿らせ、短く蒸らす
・その後は、数回に分けて注ぐ
・濃いと感じたら湯量を少し増やし、薄いと感じたら回数を減らす
ドリップバッグの良さは、再現性にある。
同じ朝を作れる。
逆に言えば、同じ豆でも、所作の違いがそのまま味の表情になる。
第五章|家での再現TIP:Pink Bourbonの輪郭を残す
第六章|ペアリング:白い甘さに、果実の影が伸びる
第七章|買うならこの2本:朝の箱に入れる、二つの方向
・Colombia Seasonal / Fabian Rodriguez / Pink Bourbon(DRIP BAG)
“ストーリーを飲む”入口として、強い。
そして、もう一本は「同じ店で選ぶなら」の方向性だけ置く。
店頭やイベントで並びを見たとき、こういう基準で選べば外しにくい。
・“生産者・ロットの背景が濃い”ものをもう一本
JUNCTIONの強み(現地の声、橋渡し)を二回目で深掘りできる。
※豆名の特定は、ラインナップ確認後に追記で完成させるのが安全。

喫茶叙景文 ~人の流れが速いほど、一杯は深くなる~
店舗概要
- 1 住所:
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熊本県熊本市中央区大江1丁目11-27 Olive 1F
- 2 アクセス:
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最寄り・行き方は要確認(遠征時は地図で確認推奨)
- 3 営業時間:
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営業日・時間は変動の可能性あり(公式で要確認)
- 4 備考:
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コンセプトは**「新しい出会いと温かな繋がり」**。代表は生産地訪問を重ね、生産者の想いを一杯として届ける橋渡しを重視。
- 5公式Instagram:










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