keinzu– Author –
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コラム・豆知識
記憶に残る一切れを。烏龍茶いちじくパウンドケーキとコーヒーの時間|BITTY【Tokyo Coffee Festival 2025冬】
イベントフロアの一角、木箱を重ねた棚に焼き菓子がぎっしりと並んでいた。四角いパウンドケーキ、細長いグリッシーニ、リボンを結んだクッキーアソート。どれにも、黄色いロゴシール「BITTY」がちょこんと貼られている。 看板の「人気No.1 烏龍茶いちじ... -
コラム・豆知識
本からはじまるコーヒーの旅|コーヒーを読む日曜。(Tokyo Coffee Festival 2025冬)
通りの一角だけ、湯気の代わりに紙の匂いが漂っていた。ドリッパーの並ぶブースのあいだに、静かに佇む本の棚。「コーヒーを読む日曜。」の旗の下には、コーヒーのことを“飲む”のではなく“読む”ための本がきちんと並んでいる。カップを片手にページをめく... -
道具・グッズ
一杯で4度おいしい、“味変マグ”の実験室 vitamosa|Tokyo Coffee Festival 2025 冬
寒さで少し強張った指先が、ぬくもりを求めて紙コップを握っている。コーヒーの列が途切れない Tokyo Coffee Festival の一角で、ふと視界の端に、湯気の代わりに色が立ち上るようなテーブルが現れる。 淡いグリーンとミルクのような白、苺ミルクみたいな... -
コラム・豆知識
入間・仏子のキャロットケーキ専門店 Rabbit Hole Bakes ── スパイスとラムレーズンの一切れ【Tokyo Coffee Festival 2025冬】
国連大学の広場、開場に近づいた時間。人波が少し落ち着いたころ、会場の片隅で緑のクロスに白いうさぎが跳ねているブースが目に入る。 木箱にぎゅっと詰まったクッキー缶や焼き菓子たち。その中央に、クリームチーズをまとったキャロットケーキの列が、静... -
喫茶録
甘さの設計図を抽出する場所 COFFEE BASE(Tokyo Coffee Festival 2025冬)
フェス会場に着いて、まだ舌も頭も「今日の一杯目」を探している時間帯だった。テントのあいだから差し込む冬の光が、銀色のケトルとサーバーのガラスに反射している。 黒いエプロンのバリスタが、静かな所作でドリッパーを整えていく。テーブルの向こうに... -
道具・グッズ
色の器に、コーヒーの余韻を乗せてORIGAMI(Tokyo Coffee Festival 2025冬)
会場の一角だけ、急に色彩が濃くなる場所があった。テーブルの上に広がるのは、ORIGAMIドリッパーのカラーパレット。パステルからビビッドまで、円錐形の器が波のように並んでいる。 その手前に、ふっくらとしたシルエットのカップがいくつか。マットな黒... -
豆と味
山梨のグレーから届いた果実の一滴 ETHIOPIA Bombe と出会う朝|GRAY coffee roastery(Tokyo Coffee Festival 2025 冬)
代々木公園の一角、雨上がりのような曇り空の下で、ひときわ落ち着いたブースが目に入る。白いテントの中に、グレーのテーブルクロスと黒いケトル、無地のパッケージ。 色数は少ないのに、そこだけ空気が澄んでいるように感じる。カウンターの内側では、ス... -
日記・巡礼メモ
寺の境内でコーヒー巡礼をした日 ─ 川越コーヒーフェスティバルVol.10記録
冬の澄んだ空気の中、川越コーヒーフェスティバルの看板が朝の光を受けている。まだ人影のまばらな境内に、スタッフの声と準備の音だけが響く。 受付でリストバンドを受け取る。「今日はここから、10杯の物語を集める」そう心の中でつぶやいて、最初の... -
豆と味
「ラムレーズンの夢で締めくくる一杯。REDPOISON『RUMJAM – Kawagoe Special 2025』」
朝いちばん、一般入場列で前後になった人がいた。コーヒーの話をしているうちに、その人がREDPOISON の常連だとわかる。 「本当は一時間くらい並ぶ店なんですよ」そう教えられて、今日の最後の一杯はそこにしようと、まだ豆も飲み比べも始まっていないうち... -
豆と味
HITACHINO COFFEE|水戸から届く、甘みを見つめた一杯
川越の会場で、白い提灯に踊る「常陸ノ」の文字が風に揺れていた。境内の光の中で、ブース一帯だけ小さな“水戸の路地”が切り取られているように見える。 カップではなく、今回はドリップパックを手に取った。後の日常に持ち帰るための、ひと包みのコー...