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記憶に残る一切れを。烏龍茶いちじくパウンドケーキとコーヒーの時間|BITTY【Tokyo Coffee Festival 2025冬】

イベントフロアの一角、木箱を重ねた棚に焼き菓子がぎっしりと並んでいた。
四角いパウンドケーキ、細長いグリッシーニ、リボンを結んだクッキーアソート。
どれにも、黄色いロゴシール「BITTY」がちょこんと貼られている。

 看板の「人気No.1 烏龍茶いちじくパウンドケーキ」のポップに目を引かれ、
つい足が止まる。「ちょっと記憶に残るようなお菓子を、と思って意識して作ってます」
そう話してくれた店主の言葉どおり、このブース全体が「忘れられない一角」として焼き
ついていく。

第一章|愛知発・イベントと間借りで出会う菓子店 BITTY

 BITTYは、愛知県を拠点に活動する焼き菓子店。
固定店舗ではなく、コーヒーショップでの間借り営業や各種イベント出店が中心だ。

・火曜は「R ART OF COFFEE 千代田店」での間借り営業
・土曜は阿久比町「加う月和」さん店舗での営業 ※スケジュールは変動あり

 Instagramのフィードには、コーヒーカップの隣に並ぶシフォンケーキやパウンド、
マーケット出店のお知らせが静かに流れていく。
日常のコーヒーブレイクに寄り添いながら、「ちょっと特別な一切れ」を持ち込んでく
れる存在だ。

目次

第二章|コーヒー屋で磨かれた、ペアリング前提の焼き菓子

 店主さんは、今もコーヒー屋で働きながらBITTYとしての活動を続けているという。
コーヒーのすぐそばで仕事をするうちに、「せっかくなら一緒に並べて楽しめる焼き菓子を」
と考えるようになったそうだ。

 その象徴が、フィナンシェ プレーン/カカオ
勤め先のコーヒー店は、自家焙煎コーヒーだけでなくカカオ豆を焙煎してチョコレート
を作る “Bean to Bar”
のお店。

 そこから生まれたカカオニブをのせて、しっかりとした味わいのフィナンシェカカオ
を仕立てている。

「コーヒーと合わせることは意識して作ってます。
しっかりしたコーヒーの味わいに負けないように、味付けもちゃんと強めにしていて」

 塩気や胡椒をきかせたクッキー、スパイスの香る焼き菓子たち。
会場に並ぶラインナップはどれも、一杯のコーヒーと肩を並べるためのバランスを持っている。

第三章|人気No.1「烏龍茶いちじくパウンドケーキ」と、ペッパー香るグリッシーニ

 選んだのは、ポップでも大きく紹介されていた
烏龍茶いちじくパウンドケーキ」 と グリッシーニ

烏龍茶いちじくパウンドケーキは、
 ・ポロポロ崩れず、しっかりと自立した生地
 ・噛むたびに烏龍茶の香りと、いちじくの甘み・プチプチ食感がじんわり広がる

 いちじく好きにはたまらない一本で、口の中に残る香りがまたコーヒーを
一口飲みたくさせる。
「コーヒーがよく進む」というメモの一行が、その相性の良さをよく物語っている。

一方、細長いグリッシーニは二種類。
写真の「アンチョビオリーブ」や、胡椒を効かせたおつまみ系グリッシーニは、
・ポリポリとした歯ざわり
・塩味とペッパーの刺激

 が心地よく、ブラックコーヒーはもちろん、夜ならワインやビールにも合
わせたくなる味だ。
焼き菓子”の枠を少しはみ出しながら、甘い時間としょっぱい時間の両方を
つくる存在
になっている。

第四章|どんなコーヒーと合わせる?ペアリングのメモ

 BITTYの焼き菓子は、全体的にコーヒー側の自由度を残したつくり。
その中で、今回の二品に合わせるなら――という目線でメモを残しておきたい。

烏龍茶いちじくパウンドケーキ × 中深煎り〜深入り
  → 烏龍茶の香ばしさといちじくの甘みがあるので、
   ナッツやチョコレートのニュアンスを持つ中深煎りブレンドと好相性。
   ミルクを少し加えたカフェラテでも、烏龍茶の風味が負けずに残ってくれそう。

ペッパー系グリッシーニ × しっかりボディのブラックコーヒー
   → 胡椒や塩気がきいているぶん、コクのあるフルシティ〜フレンチロースト
   と合わせると、苦味とスパイスがきゅっと締まる大人のスナックタイムに。

「記憶に残るお菓子」というテーマどおり、その日の“マイベストな一杯”と合わせて
みたくなる余白が残されている。

喫茶叙景文 ~黄色いシールと、木箱の焼き菓子~

 木箱の段差が、小さな劇場の客席みたいに焼き菓子を並べている。
オレンジ色の「人気No.1」のプレートが、前列の席だけをそっと照らしていた。

 ウーロン茶いちじくのパウンドケーキを一切れ選ぶ。
白い袋の口を折りたたみ、丸いBITTYのシールで留めてもらう。
黄色いその円は、帰り道のあいだずっと、紙袋の正面で揺れている。

 家に戻って、いつものマグにコーヒーを注ぐ。
テーブルマットの上に、パウンドケーキをそっと立てかけると、
烏龍茶の香りといちじくの甘さが、湯気の向こうからゆっくりとこちらへ滲んでくる。

 フォークを入れても崩れない生地をひとかけら。
舌の上でほどけていくうちに、コーヒーの苦味が少しやわらぎ、
代わりにいちじくの種のつぶつぶだけが静かに残る。

 次の一口を飲むたび、今日の会場のざわめきが少しずつ薄くなっていく。
手元に残ったのは、黄色いシールと、空になったカップと、
「またあの木箱の前に立ちたい」と思わせる、ひと切れ分の記憶だけだ。

店舗概要

1 住所:

愛知県を拠点にイベント出店・間借り営業

常設店舗はなし(2025年時点)

2 アクセス:

火曜:R ART OF COFFEE 千代田店 間借り営業

土曜:阿久比町 加う月和 さん店舗 間借り営業

その他、各地マーケットやコーヒーイベントに出店

最新の出店場所・日時は Instagram(@bitty_cs) にて要確認

3 営業時間:

出店日・間借り営業日の10:00〜17:00前後が多め

イベント内容により変動あり(詳細は都度告知)

4 備考:

提供スタイル:焼き菓子・アイスクリーム・コーヒー

多くの会場でテイクアウトのみ

支払いが現金のみの日もあり

看板商品例:

烏龍茶いちじくパウンドケーキ

各種パウンドケーキ(キャラメルアップル、ピスタチオクランベリーなど)

フィナンシェ(プレーン/カカオ)

グリッシーニ(のり塩、アンチョビオリーブ ほか)

クッキーアソート

5 最新情報:

公式Instagram。

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