お菓子– tag –
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道具・グッズ
砂糖の薄氷がほどけるとき|スコーンショップ komichi(Japan Coffee Journey in SHINJUKU)
袋をほどく音は小さいのに、香りは大きい。手のひらに収まる丸い輪郭が、持ち帰りの時間を一気に“台所”へ引き戻す。スコーンは冷めたままでも成立する菓子だが、komichiのそれは、温度が加わることで輪郭が立ち直る。粉とバターが、眠りから起き上がる。焼... -
道具・グッズ
朝の一杯に、香りだけが増える|TWENTY NINE(FIND LOCAL MARKET)
イベントの空気は、人の足音でできている。その中で紙袋だけが、別の時間を鳴らす。買って、持ち帰って、机の上でほどく——それまでが一つの菓子の設計だ。 TWENTY NINEは、甘さを押し出すのではなく、香りの層を重ねる店だと感じた。焼菓子は主役だが、飲... -
道具・グッズ
甘さの輪郭を焼き直す街角|dot.free.donuts(FIND LOCAL MARKET)
赤いチェックは、可愛いより先に、判断を早くする。視線が迷子になりやすい市場で、色と形が整理されて並ぶだけで、身体が少し楽になる。ドーナツの輪が、同じ直径で、別の景色を持っている。粉糖の白、カカオの黒、柑橘の黄。そこにあるのは「甘いもの」... -
道具・グッズ
ほどける甘さ、机に戻る香り|ノミガワスイーツ(FIND LOCAL MARKET)
屋外の光は強いのに、甘いものの影だけ柔らかい。紙袋の中は、温度が一段落ち着いていて、香ばしさが先に立つ。ノミガワスイーツのブースは「お菓子を買う場所」というより、“家の机まで連れて帰る時間”の入口だった。 並んでいるのは、単なる焼き菓子の種... -
道具・グッズ
外はカリカリ、街はもちもち|菓子工房Hiro(KAWAGOE COFFEE SELECTION)
屋台の布が揺れ、日差しが焼き菓子の袋に反射する。手に取る前から、甘さはもう“音”として鳴っている。カヌレが並ぶ棚は、整列しているのに騒がしい。焦げの匂い、バターの輪郭、砂糖の影。そこへ、別の線が差し込む。coffeeの文字。菓子工房Hiroの甘味は... -
道具・グッズ
米粉のやさしさが、コーヒーの輪郭をほどく|atelier 紡(さいたまCOFFEE FESTIVAL)
屋外のコーヒーイベントは、開始前からすでに始まっている。湯気が見える距離、紙袋の擦れる音、テーブルに並ぶ焼き菓子の“匂いの線”。 風が冷たいほど、コーヒーの香りは濃く感じるのに、身体はどこか慎重になる。カフェインが積み上がっていくことを知っ... -
道具・グッズ
甘さの設計図、香りの余白|パティスリー・ラコンテ
テントの白が、冬の空をやわらかく反射していました。その下に並ぶのは、焼き菓子の袋と、手に取るだけで香りが立つようなパイの層。パティスリー・ラコンテは、ここに「定番」だけを置いていない。話を聞いて最初に返ってきたのは、はっきりした軸でした... -
道具・グッズ
砂糖の向こうに、畑の匂いがする|アトリエ・シュクレ(大泉学園)
大通りの音が薄くなっていく方へ、曲がるたびに空が広くなる。看板は大きく主張しないのに、そこだけ“甘い空気が通る道”になっていて、足が自然にゆっくりになる。 お店の前に出ている案内には、「米粉シフォンケーキ、焼菓子を販売しています」。 そして... -
コラム・豆知識
熱海のレモネードが都会をあたためる 古民家カフェ haru(Tokyo Coffee Festival 2025冬)
ビルの谷間を抜けてくる風が、足元からじわじわ冷えてくる午後だった。会場の通路には人の列がのびていて、ガラス窓に映る影が行き交っている。 手すりのそばで紙カップを一つ置く。黒いリッドの向こうから、湯気がふわりと立ちのぼる。カップのなかだ... -
コラム・豆知識
「からだに優しい、深煎りと浅煎りのあいだで──スコーンショップkomichi【Tokyo Coffee Festival 2025冬】」
会場の一角、海の色を思わせる青いクロスに「Komichi」の黒いロゴが大きく広がっていた。その上には、焼き色の異なるスコーンがかごごと山のように並ぶ。 人の流れが途切れない東京コーヒーフェスティバルの通路で、ここだけ少しだけペースが緩むように感...
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