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訪れたカフェ喫茶店の記録
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喫茶録
旅の途中で、甘さが立ち上がる|NOMAD COFFEE(Japan Coffee Journey in SHINJUKU)
会場の白い光の中で、赤だけが少し熱を持って見えた。黒い袋に貼られた四角いラベル。そこに同じ言葉が三回並ぶ——NOMAD NOMAD NOMAD。旅の途中で飲むコーヒーは、しばしば「疲れをほどく道具」になる。けれどこのブースの佇まいは、道具ではなく物語の側に... -
喫茶録
口に灯る果樹園、余韻は日本酒|COFFEE ROASTERY 101(Japan Coffee Journey in SHINJUKU)
会場の白い照明の下で、サイフォンだけが“夜”を連れている。ガラスの球体に赤い光が入り、液体がゆっくり持ち上がる。そこにあるのは抽出というより、香りの上演だ。 COFFEE ROASTERY 101のブースは、機材の整然さと、香りの野性が同居している。一口目で... -
喫茶録
旅の記憶が、ブースでほどける|NAKAMURA COFFEEと「伊勢サミットブレンド」
ブースの棚に、見覚えのある青があった。ISE-SHIMA SUMMIT Blend Coffee――それは、伊勢へ友人と旅した帰り、五十鈴川カフェでお土産に選んだ香りだ。袋の角、地図の輪郭、白抜きの日本列島。小さな印刷なのに、記憶のほうが先に息をする。 人の流れに押さ... -
喫茶録
色彩が味の輪郭になる場所|Days Coffee Roaster(Japan Coffee Journey in SHINJUKU)
会場は明るい。人の肩がすれ合い、視線は次のブースへ流れていく。それでも、抽出台の前だけは時間がゆっくりになる。湯気の線が細く立ち上がり、ORIGAMIのリブにお湯が当たる音が、わずかに耳に残る。 黒いクロスの上に、白い袋が整列している。遠目でも... -
喫茶録
透明の甘さが、朝を連れてくる|OBROS coffee(Japan Coffee Journey in SHINJUKU)
箱の角は静かで、紙はよく乾いている。それなのに、封を解いた瞬間だけ、空気が少しやわらかくなる。香りが“漂う”ではなく、部屋を満たす。それはルームフレグランスの代わりではなく、暮らしの隙間に「呼吸」を差し込むような満ち方だ。OBROSが目指すのは... -
喫茶録
風の抜ける紙袋、無音の焙煎室|ULT. Coffee Roasters(Japan Coffee Journey in SHINJUKU,)
会場の雑踏は、言葉の泡みたいに浮いては消える。その中で、ULT. のブースだけが、音を吸う。白い袋が並び、色帯が静かに役割を分け、器具は“いつでも始められる”姿勢のまま置かれている。 今日の巡礼は、飲むための滞在ではなく、持ち帰るための接触。飲... -
喫茶録
香りの花束を、甘さで受け止める|ROCA Coffee Roasters(Japan Coffee Journey in SHINJUKU)
黒い袋は、夜の縁。白い袋は、朝の面。どちらも同じ名前を抱えているのに、置いた瞬間から空気の温度が変わる。 ブースには透明なジャーが並び、カードの横に粉が小皿で置かれていた。「香りを先に」。その順番だけは、誰の足取りにも同じ速度で届く。再訪... -
喫茶録
交差点に灯る、白い湯気|JUNCTION Coffee Roaster(再訪)Japan Coffee Journey in SHINJUKU
新宿は、歩幅が勝つ街だ。床の光は硬く、エレベーターの音はまっすぐで、目線は次の予定へ吸い込まれていく。 その流れの途中で、ふいに立ち止まる理由がある。紙とフィルムに包まれた白い袋、丸いロゴ、そして、「Coffee is morning」の一言。 朝のための... -
喫茶録
香りの入口、庭が主役|珈琲 朝一番(新座)
扉の前で、もう飲んでしまっている。店に入る前から、鼻の奥に熱の余韻がまとわりつく。焦げではない。甘さだけでもない。焙煎機が生んだ“黒い匂い”が、空気の芯を細く震わせている。一歩入ると、気持ちは勝手に椅子へ向かう。けれど目線は、室内より先に... -
喫茶録
香りを採集する、夜と花の標本箱|Ariowl Coffee(FIND LOCAL MARKET)
風のある会場で、黒いパッケージがふっと艶を返す。金の箔が、昼の光を受けて一瞬だけ夜みたいな深さになる。Ariowl Coffeeのブースは、香りの“名前”がきちんと並ぶ場所だった。NightOwl、Ariowl Mix、そして銀色のTop Specialty Selection。同じドリップ...